Tag: - Date:2010-03-05 (Fri)
“いつ=どのタイミングで”、“どんな理由で”、“人生のどの側面を諦めるか”は人によって違う。
歯医者は他の職業より全体に「諦めるのが遅いのではないか?」と。そして「それが不幸の元ではないか?」とも思ってる。早めに諦めた方が人生が楽なんじゃないかと思うのよ。
歯科大の同級生の中で、「○○君には可能な人生だろうが、俺には無縁だな」と思うことって少ないんじゃないかな。
歯医者になった時もそうでしょ。会社員だと入社した時点で「自分がこの会社で役員になることはありえない」と理解してる人がたくさんいる。役員になるような人は全然違う経歴で、全然違う入り口から入ってくるからだ。
しかし歯医者では新卒の多くが、「自分も将来は○○先生くらいまでいけて、巧くいけば○○会長になる可能性だってある」と思ってそうだ。
これが、「不幸の元だ」と思うんだよね。
諦めてないと、頑張るじゃん。
無駄なのに。
「あ~、あんまし勉強は得意そうじゃないな~」と思ったら、勉強するのも早めにあきらめた方がいいと思う。学会だの講習会だのと大金を注ぎ込んでも正直言って多分、あんまり結果は変わらないって。
「あ~、開業するのは無理かも」と思ったら、仕事はまったりやることに決めればいい。別の人生の楽しみ方を考えた方が楽でしょう。
早めに「人生の天井」を知る。
そういうことを20代で知ることを不幸と思う人もいるのだろうが、「40才まで分からないよりは、若手くらいで分かった方が幸せでは?」と思う。
いつまでもいつまでも「頑張ればやれる」などと思ったまま中年になるのは、本当に幸せなことなのか?
中年になってから諦めるのはつらいだよ。もっと遅く、老後を迎えてから「あれっ?みんなと同じように開業して家を買って子供を大学まで行かせただけなのに、なんで俺だけ老後の蓄えが全然ないわけ?」とか、そんな時点まで他人様の天井と自分の天井に差があると知らないまま進むってのは、危険すぎですよ。
それより、若い時にいろいろ諦めておいたら違う人生が開けてくるんじゃないかな。
貧困国の子供をみて「くったくのない笑顔」とか言う人がいるけど、自分が人生で得られるもの、得られないモノを早いうちに理解し、過大&過分な夢を持たなければ、くったくない人生をすごせそうに思う。
そんじゃーね! やま
